集結したファンが「いいとも!」で締め、新宿アルタ45年の歴史に幕 タモリら惜別メッセージ
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かつての人気バラエティー番組「笑っていいとも!」が生放送されていたことで知られる東京都新宿区の商業施設「新宿アルタ」が28日、閉館した。
1980年の開業以来、建物前は「アルタ前」と呼ばれ、待ち合わせ場所としても親しまれた。
約45年の歴史に幕が閉じる瞬間に立ち会おうと、名残を惜しむ500人ほどのファンが駆け付けた。
閉館の午後8時30分、アルタビジョンには番組司会のタモリ(79)、笑福亭鶴瓶(73)らゆかりの芸能人の惜別動画が流れた。
タモリは「私はアルタで三十代から六十代までを過ごしました」という直筆メッセージを送り、明石家さんま(69)は「いいとも!で過ごした第2の青春の場がなくなりました。お疲れ様でした」と思い出を語った。
閉館後にセレモニーを開催。
末広泰之店長が、営業継続の池袋のサンシャインシティアルタを念頭に「サンシャインと新宿東口に、また来てくれるかな~」と問いかけると、「いいとも!」の声が飛び、入り口のシャッターが下ろされた。
「新宿アルタ」は三越伊勢丹(東京)がファッションビルとして運営し、アパレルや雑貨店などが入居していた。
「いいとも!」を撮影していた「スタジオアルタ」は7階にあり、番組冒頭に建物前が生放送で映り、JR新宿駅東口の“顔”となった。
2014年に番組が終了すると、露出する機会が減って来館者数が減少。
再建は困難だとして、昨年3月に閉館が発表された。
東京都渋谷区の原宿アルタも28 日に閉館した。
ビルを所有するダイビル(大阪市)は「今後ビルをどうするかなどについては、決まっていません。3月末までには決定したい」と話していた。
参照元∶Yahoo!ニュース