ヤンキースが「ひげ解禁」を発表 時代の流れに適応し伝統に別れ 人気回復への試みか

プロ野球をイメージした写真

ヤンキースは21日(日本時間21日深夜)、「ひげに関する方針の変更」とリリースを発表。

時代の流れに適応し、これまでの伝統に別れを告げ、「ひげ解禁」に踏み切ることを発表した。

ハル・スタインブレナー筆頭オーナーが声明文を出した。

「ここ数週間、私は、数世代に渡るヤンキースのOBや現役選手の多くと対話し、長年の伝統だったひげや身だしなみに関する方針について意見を聞き出してきました。彼らの真摯(しんし)で多様なフィードバックに感謝しています。この話し合いは、数年前から続いている社内対話の延長です」と説明。

「最終的な決定は私に委ねられており、熟考の末、今後は選手やユニホームを着た職員が、手入れされたひげを生やせるよう、改めるつもりです。過去の慣れ親しんだ方針から、脱却する適切な時期を迎えました」とした。

ヤンキースは、これまで伝統的にひげ(あごひげ)を禁止。

しかし、時代の流れもあり、ドジャースなど自由な雰囲気がある球団が若い選手らに受け入れられ、FAの大物選手の獲得も明暗が分かれていた。

今月には、球団公式X(旧ツイッター)が、今年ブルワーズからトレードで移籍した守護神のデビン・ウィリアムズ投手が、タンパのキャンプ地にひげを剃り落とした姿で登場した姿を投稿し、アカウントが炎上。

米メディアでは「時代遅れでバカげている」、「悪習で不快」などと批判が高まっていた。

米スポーツメディアの「FANSIDED」の記事によると、「(1976年)当時のオーナーだったジョージ・スタインブレナー氏が、アメリカ空軍時代の経験から身だしなみに関する方針を打ち出し、襟より下の髪、口ひげ以外の顔の毛は禁止。同氏はチームに規律を浸透させるためにこのルールを作った」という。

同オーナーと、キャッシュマンGMは、この日、オープン戦開幕戦(対レイズ)の試合前に、キャンプ本拠地で会見を行う予定となっている。

参照元∶Yahoo!ニュース