ドイツ、ロシアの偽情報拡散に警告 23日の総選挙控え

偽情報をイメージした写真

ドイツ内務省は21日、ロシアによる偽情報作戦について警告を発した。

同作戦はソーシャルメディアに偽の動画を拡散し、23日に控える独連邦議会(下院)総選挙に影響を与える狙いがあるとみられる。

同省によると偽情報を使った今回の動きは、「ストーム1516」と呼ばれるロシア系組織の情報工作と関連した兆候があるという。

現地治安当局は、ロシアによる選挙への干渉を巡る懸念を強めている。

首都ベルリンのロシア大使館はコメントの要請には応じていない。

ロバート・ボッシュ財団と協力して調査を進めた研究者グループによると、過去1週間でソーシャルメディア上の700を超える偽アカウントを通じて、親ロシア的な主張や、保守連合キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の首相候補フリードリヒ・メルツ氏の印象悪化を狙った情報が拡散されている。

参照元∶REUTERS(ロイター)