合成着色料「赤色3号」に消費者庁「安全性問題ない」との見解 アメリカFDAが食品への使用禁止を1月発表も お菓子や漬物
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お菓子や漬物などに使われる合成着色料「赤色3号」をめぐりアメリカで使用禁止となったことを受け、消費者庁の審議会は安全性を議論し、問題はないとの見解を示した。
合成着色料「赤色3号」は石油由来のタール色素で、FDA(アメリカ食品医薬品局)が1月、食品への使用禁止を発表した。
FDAによりますと研究で動物への発がん性が確認されたとしているが、ヒトへの影響は確認されていない。
日本では使用が認められていてお菓子や漬物などに使われている。
消費者庁で行われた審議会は、FDAが示したデータには安全性の評価に影響する新たな科学的知見はないとし、安全性上の問題とならないとの見解をまとめた。
また、直ちに使用禁止などの措置は取らず、今後、食品安全委員会に評価を依頼するとしている。
赤色3号については伊東消費者担当大臣が1月に「日本では、人の健康を損なう恐れのない添加物として指定され、使用が認められている」と安全性を強調したうえで、アメリカでの決定内容を精査し、他国の動向を踏まえて科学的見地から対応を検討すると発言していた。
参照元∶Yahoo!ニュース