スタバ出店計画が中断 埼玉・行田 公園内にオープン予定、2月に建設工事が始まる予定だった 市長が議会で説明 スタバへ出店の再検討求める要望書や中止を要求する手紙 「現状のままでは出店は困難」とスタバ側

スターバックスコーヒージャパン(本社・東京都)が、埼玉県行田市水城公園の水城公園内にカフェ店舗をオープンする計画について、同市の行田邦子市長は市議会3月定例会開会日の19日、一部の反対運動を受けて事業が中断していることを明らかにした。
市と同社は昨年10月、飲食施設出店の基本協定を締結。
同年12月までに公園の使用貸借契約を結び、今年2月に店舗の建設工事を始める予定だった。
市によると同日現在、契約を締結できていないという。
計画の中断は、施政方針で行田市長が言及した。
施政方針などによると、出店で忍・行田公民館の駐車場が減少することに反対する団体が、同社に建設中止を求める要望書を送付。
市は公民館北側に新たな駐車場を整備することを決め、団体側の理解を得たが、ほかにも再検討を求める要望書や中止を要求する匿名の手紙などが同社にあった。
このため、同社からは出店に対する懸念がごく一部であったとしても、同社が掲げる店舗経営理念の実現は難しく、現状のままでは出店は困難と伝えられた、としている。
一方、市内への初進出を望む声も多数寄せられているという。
カフェ誘致に当たっては、議会の審議や議決を経ているとして、行田市長は「精いっぱい、できる限りの努力を重ねてきた。市民のみならず、本市を訪れる多くの方々にも満足していただけるスターバックスの出店に引き続き努力する」と述べた。
また、スターバックスコーヒーの出店を希望する市民有志の代表が同日、市を訪問し、2082筆の署名を添えた嘆願書を市に提出した。
参照元∶Yahoo!ニュース