〈都知事選「買収」疑惑〉石丸伸二氏(42)の選挙違反を選対責任者が認める 「週刊文春」取材で藤川氏「認定せざるを得ない」

昨夏の東京都知事選挙を巡り石丸伸二氏(42)に浮上している公職選挙法違反(買収)疑惑。
2月10日には市民団体から刑事告発されている。
その疑惑を巡り、選挙対策本部の「事務局長」を務めた選挙プランナーの藤川晋之助氏(71)が14日、「 週刊文春 」の取材に対し、陣営の選挙違反を認めた。公選法違反について「認定せざるを得ない」と述べた。
「週刊文春」はこれまで、石丸氏陣営が選挙戦最終盤の昨年7月5日に開いた決起集会で、ライブ配信業者に「機材キャンセル料」名目で百万円近くを支出しながら、実際には同じ業者に配信を担わせたとみられる 「買収疑惑」を報じてきた。
石丸氏も今月6日の会見で「不備があった」と釈明した。
藤川氏と言えば小沢一郎衆院議員の弟子筋で、メディアで“選挙の神様”と呼ばれるベテランの参謀だ。
石丸氏の都知事選では選対責任者を務めた。
そこで今回、疑惑への認識を問うと、「週刊文春」が報じてきた見積書の変遷などを念頭に、次のように発言した。
“選挙の神様”藤川氏「選挙違反行為をやったことは、認定せざるを得ない」「はっきりと人件費という見積書があったわけだから、この行為そのものは、たとえ石丸が知らなくても、選挙違反行為をやったことは、認定せざるを得ない」
そして、こう言葉を継いだ。
「そうすると、その責任はどこまで及ぶのか」
当時の石丸氏陣営について「俺は事務局長だから、全体を理解していたのは俺」と自任する藤川氏。
責任者自らが違法性を認識していることが明らかになり、波紋を呼びそうだ。
一方で、こうも語る。
「何で俺のせいになってるのかな」
藤川氏から語られた本音と真相とは――。
2月19日(水)正午配信の「 週刊文春 電子版 」および2月20日(木)発売の「週刊文春」では、藤川氏の独占告白を掲載。
陣営内部の対立、石丸氏への怒り、藤川氏が石丸氏側近に問う“新疑惑”などを報じている。
参照元∶Yahoo!ニュース