オーストリア南部で無差別テロか シリア国籍の男を逮捕 通行人が襲われ14歳少年死亡

オーストリアの国旗を撮影した写真

オーストリア南部で15日、通行人が刃物で相次いで襲われる事件があり、14歳の少年が死亡し6人がけがをした。

23歳のシリア国籍の男が逮捕されている。

オーストリア南部のフィラハ中心部で15日午後4時ごろ、刃物を持った男が通行人を次々と襲い、14歳の少年が死亡した。

6人がをけがしていて、うち2人が重傷だ。

犯行を目撃した配達員の男性が、運転していた車で男にぶつかり、被害が広がるのを防いだという。

現場で逮捕されたのは23歳のシリア国籍の男で、過去に難民申請が却下されたものの、その後、仕事に就いて滞在許可を得ており、現在は合法的にドイツに居住しているという。

警察が無差別テロ事件の可能性もあるとみて動機などを調べている。

ヨーロッパでは、ドイツのミュンヘンで13日、労働組合のデモ隊に車が突っ込み、2歳の女の子と37歳の母親が死亡し、およそ40人がけがをした。

この事件では滞在許可を持ち、イスラム過激思想に影響を受けているアフガニスタン国籍の24歳の男が逮捕され、警察の調べに対し、故意で突入したことを認めている。

参照元∶Yahoo!ニュース