亀田興毅氏まさかのくじ引き落選 同票→ジャンケン勝ち先に引くも外れ 西日本協会会長選挙

ボクシングのグローブを撮影した写真

ボクシングの元世界3階級制覇王者でプロモーター、亀田ジム会長の亀田興毅氏(38)が“くじ運負け”で会長選挙に敗れた。

西日本ボクシング協会の総会が9日、神戸市内で行われて改選の同協会の会長選挙が行われた。

興毅氏と真正ジムの山下正人会長、フュチュールジムの平山靖会長が立候補した。

有効投票数68票で山下会長と興毅会長が27票で並び、平山会長が14票。

同協会の規約により決選投票ではなく、史上初となるくじ引きでの決戦となった。

くじ引きの順番を決めるジャナケンに勝った興毅氏だが、引いたくじは「バッツ(×)やった」。

興毅氏は「プロモーターとしてやれることに限界を感じた」と会長選への出馬理由を明かしていた。

60を超える加盟ジムを行脚し、直接に要望や課題を聞き、自らの方針を訴えてきた。

並々ならぬ意欲を示して手ごたえ十分だったが、選挙は恐ろしい。

最後は「くじ運」に敗れた。

興毅氏は「しゃあないです。この若輩者が初めて挑んでこれだけ支持してもらった。これは自分の中での財産。感謝します」と話した。

会長選出馬に際してのジム行脚で、課題や問題点が浮き彫りになった。

最大のテーマが「選手の流出」。

選手を育てても、よりよい環境を求めて出ていってしまう。

「いいジムにいい選手が育つ」と“ジムファースト”を掲げての選挙戦もわずかに及ばず。

3年後の再出馬の可能性に関しては「それは分からん。ボクシング界がどうなってるか、だれも分からんやん」。

今後に向けて「プロモーターとしてより魅力的な興行を作っていきます」と話した。

参照元∶Yahoo!ニュース