グーグル、安価なAIモデルを導入 「ジェミニ」ファミリー更新

AIをイメージした写真

米アルファベット傘下のグーグルは5日、中国新興企業ディープシークのような低コストのAI(人工知能)製品を含め、大規模言語モデル「ジェミニ」ファミリーの更新を発表した。

価格と性能が異なる複数のジェミニを提供しているグーグルは、「フラッシュ」として知られる軽量版をすでに提供しているが、新しい「フラッシュ-ライト」モデルはさらに安価だ。

5日には、昨年12月に開発者向けプレビューを行っていた「ジェミニ2.0フラッシュ」を一般公開。

フラッシュ-ライトの提供も開始したほか、旗艦「プロ」モデルの新バージョンをテスト段階向けにリリースした。

グーグルによると、フラッシュの1.5バージョンに関する肯定的なフィードバックを受けてフラッシュ-ライトを開発した。

フラッシュ-ライトのコストは100万トークン当たり0.019ドル。

米オープンAIの旗艦モデルでコスト効率の高いバージョンは0.075ドル、ディープシークの安価なモデルは0.014ドルとなっている。

ただ、ディープシークは2月8日に価格が5倍になるとウェブサイトで発表している。

参照元∶REUTERS(ロイター)