ウクライナ中部で12人死亡 南部では世界遺産の歴史地区も被害に

ウクライナの国旗を撮影した写真

ウクライナ各地で、多数の民間人が犠牲になるロシア軍の攻撃が相次いでいる。

中部ポルタワでは1日午前、巡航ミサイルによって5階建ての集合住宅が被害を受け、2日朝までに子ども2人を含む12人が死亡し、17人が負傷した。

ウクライナ空軍によると、2月1日昼までの24時間で、ロシア軍はミサイル42発とドローン(無人機)123機を発射したという。

ドローンのうち約半数は空中で行方不明になっており、攻撃能力の低い「おとりドローン」とみられる。

ウクライナの非常事態庁や警察、検察、各自治体によると、南部の港湾都市オデーサでは1月31日午後、ユネスコ(国連教育科学文化機関)から世界文化遺産として登録されている歴史地区で、15の建物などが弾道ミサイルによる攻撃を受けた。

少なくとも7人が負傷し、街を代表する高級ホテル「ブリストル」でも負傷者が出た。

北東部スーミは1月30日深夜から31日未明にかけてドローン攻撃を受け、9人が死亡し、13人が負傷した。

10階建ての集合住宅のほか、車両20台以上が被害を受けたという。

参照元∶Yahoo!ニュース