道路わき雪の壁に引かれた「青い線」これは一体なに?どんな意味があるのか道路管理者に聞いてみた

疑問を抱えている人

tbc気象台に、仙台市青葉区作並にお住いの視聴者から質問が寄せられた。

「2025年1月13日、山形県内で、道路わきの雪の壁に引かれている『青い線』を見かけました。この線はいったい何なんでしょうか?」というものだ。

引用元:Yahoo!ニュース

視聴者から質問とともに送られてきた写真では、「青い線」は、関山トンネルを山形側に出た所にあった。

写真には、確かに道路の両脇の雪の壁に「青い線」が見られる。

この「青い線」は何なのか、道路を管理している山形河川国道事務所に聞いた。

山形河川国道事務所によると、この「青い線」を、「ブルーライン」と呼んでいるそうだ。

「ブルーライン」は、ふぶきで視界が悪い時などに、道路の視認性を少しでも向上させ、安全に走行するために引かれる。

路肩に雪が積もった状態で、ふぶきになると車線と路肩の区別がつかなくなり事故が発生するおそれがある。

そこで、山形河川国道事務所では、雪の壁の高さが1.3メートルから1.5メートルとなった時に「ブルーライン」を引くという。

では、この線はどうやって引いているのだろうか?

「ブルーライン」は、ロータリー除雪車で引いている。

除雪車についている噴射口から青い水溶性の液体を噴射することで、ブルーラインを引く。

実際に引いている様子を見ると、除雪車の車体の横にある噴射口から液体を噴射している。

線を引きながら移動し、作業が完了するとブルーランが出来上がる。

宮城県内では山形県に比べて積雪の多い区間が短いため、この作業は行われていない。

山形県でもブルーラインを引くことが多いのは、積雪の多い区間が長く続く月山道路や関山峠周辺だという。

ブルーラインは私たちが冬道を安全に走るために引かれていた。

参照元:Yahoo!ニュース