トランプ氏、政府機関の監察総監を一斉に解任 法律違反と批判も

ホワイトハウスの外観を撮影した写真

トランプ米大統領は24日夜、複数の政府機関の監察総監を一斉に解任した。

25日には民主党議員から違法だと批判され、共和党議員の少なくとも1人からも懸念の声が上がった。

事情に詳しい関係筋がロイターに明らかにしたところによると、トランプ氏が解任したのは17人で、国務省、国防総省、運輸省などが対象になった。

民主党で長年トランプ氏と敵対してきたアダム・シフ上院議員は、明らかな法律違反だとXに投稿した。

一方、トランプ氏は大統領専用機内で記者団に対し、今回の解任は「ごく普通のことだ」と説明。

空席となったポストの後任には言及しなかった。

監察総監に関する独立評議会によると、連邦法は解任の30日前に詳細で具体的な根拠を大統領が議会に示すことを義務付けている。

共和党のチャック・グラスリー上院議員は、議会に事前通知がなかったとして、トランプ大統領がなぜ監察総監を解任したのか知りたいと述べた。

参照元∶REUTERS(ロイター)