任意団体「名古屋市教育会」が3月末で解散する方針 市内の公立小中学校で教員が入会を勧めるチラシを配布、会費を集めていたことが問題に

学校内の教室を撮影した画像

任意団体にもかかわらず教員が学校で会費を集めていたことが問題視されていた、「名古屋市教育会」が、3月末で解散する方針であることが分かった。

「名古屋市教育会」とは1900年に設立された教育委員会とは別の任意団体で、保護者などから集めた寄付金で教員の研修費用や部活動の大会運営費などを助成している。

任意団体にもかかわらず、教員が、学校でチラシを配り会費を徴収することについて、去年9月、河村前市長が問題視、調査を指示していた。

これを受けて「教育会」はホームページで入会を呼びかける形に変更していたが、会費が集まりにくくなり事業の継続が難しいと判断したという。

3月末で解散する方針を決めて2月開かれる総会で、正式に決定する予定。

「教育会」はこれまで行っていた助成について、教育委員会が、公費で行うよう求めるということで、担当者は「名古屋市の教育に貢献していたと思うので、非常に残念だ」とコメントしている。

参照元:Yahoo!ニュース