中国の無差別殺傷事件の2死刑囚、同日死刑執行 厳罰姿勢示す狙いか
中国で昨秋に起きた二つの無差別殺傷事件で20日、それぞれの事件の死刑囚に死刑が執行された。
国営新華社通信が報じた。
発生からわずか2カ月余りという異例のスピード執行は、中国社会で相次ぐ事件に政府の厳罰姿勢を示す狙いがありそうだ。
中国では昨年、日本人学校に関連した殺傷事件も起きており、これらの事件が「社会への報復」というキーワードでSNS上などで論じられている。
中国広東省珠海市で昨年11月に男が車を暴走させて35人が死亡した事件では、公共の安全に危害を加えた罪で死刑判決を受けた男の死刑が執行された。
男は離婚時の財産分与に不満を抱いていたとされる。
江蘇省無錫市の専門学校で昨年11月に同校に通っていた男が多くの人を刃物で切りつけ8人が死亡した事件でも、故意殺人罪で昨年12月に死刑判決を受けた男の刑が執行された。
男は同校の試験に不合格となり卒業証書を受け取れなかったことや、実習での報酬に不満を抱いていたという。
参照元∶Yahoo!ニュース