フジテレビ・港社長、約100分間の会見で「回答を控える」30回超 当該女性へは「活躍を祈っています」

フジテレビの外観を撮影した画像

フジテレビは17日、東京・台場の同局で定例社長会見を行った。

港浩一社長(72)は一部週刊誌で報じられたタレント・中居正広(52)による女性トラブルに関して、初めて言及。

100分以上に及んだ会見では、第三者の弁護士を入れた調査委員会の新設を表明し、同局社員の関与を改めて否定した。

約100人収容の大部屋に所狭しと各媒体の記者と同局幹部らが着席した。

「定例会見」の慣例に倣い、参加媒体は記者会加盟社に限定され、19社33人が出席。

報道機関による動画撮影を認めず、未加盟のウェブ媒体や週刊誌の参加も認めなかった。

通常はドラマや新番組の予告映像が流され、女子アナが司会進行を担当するが、この日は、会場外に警備員が配置されるなどピリピリとした空気が流れた。

100分を超える会見では、港社長は「調査委員会に委ねる案件」「ここでの回答は控えさせてください」などと30回以上繰り返した。

問題の性質に加え、今後は社長自身が「調査対象」になることから発言は限定された。

何度も想定問答を記した書類に目を通したが、当該女性への思いを聞かれた際には「活躍を祈っています」と発するのが、やっとだった。

23年6月からトラブルを把握し「女性の意向や人権を最優先に進めた」としたが、当該女性が「(同局を)許せない」と口にしていると一部で報じられており、“食い違い”が生じている。港社長も「私たちとの思いとは別の受け止め方をしている報道もあり、(対応が)適切だったのかなと思うところもある」とうな垂れる場面もあった。

参照元:Yahoo!ニュース