トランプ氏、習主席と電話会談 通商・TikTok・台湾が議題

アメリカと中国の国旗を撮影した画像

トランプ次期米大統領は17日、中国の習近平国家主席と電話会談を行ったことを明らかにした。

昨年11月の大統領選でトランプ氏が当選して以来、両氏の間で初の電話会談となった。

トランプ氏によると、通商問題や中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」規制関連、医療用麻薬フェンタニル流入問題などについて協議。

電話会談は「中国と米国双方にとって非常に良いものだった」とし、ソーシャルメディアに「習主席とともに、世界をより平和で安全なものにするために全力を尽くす!」と投稿した。

国営の中国中央テレビ(CCTV)によると習主席は、トランプ氏の就任後に米中関係が前向きなスタートを切ることを、双方が期待していると述べた。

交流を重視し、米中関係のさらなる発展を促進したいとも伝えたという。

報道によると通商問題を巡って習主席は、米中経済貿易関係の本質は相互利益とウィンウィンであり、対立や衝突は選択にはないと発言。

両国に共通する重要な問題について、戦略的なコミュニケーションチャネルを確立し、定期的に協議を継続することで合意したという。

台湾問題については、中国の国家主権と領土保全に関わる問題であるとして、慎重な対処を求めた。

また両首脳は、ウクライナ問題やパレスチナ・イスラエル紛争など共通の関心事である主要な国際問題や地域問題についても意見を交換した。

参照元:REUTERS(ロイター)