米新規失業保険申請は1.4万件増の21.7万件、予想以上に増加
米労働省が16日発表した1月11日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万4000件増の21万7000件だった。
エコノミスト予想は21万件だった。
予想以上に増加したものの、堅調な労働市場と整合する水準にとどまった。
地域別では、ミシガン州で季節調整前の申請件数が1万5175件に急増したほか、イリノイ州、オハイオ州、ミズーリ州でも大幅に増加。
カリフォルニア州の申請件数は1万3074件に上った。
山火事が主な原因かどうかについてはエコノミストの間で意見が分かれている。
1月4日までの1週間の継続受給件数は1万8000件減の185万9000件だった。
PNCファイナンシャルのチーフ・エコノミック・アドバイザー、スチュアート・ホフマン氏は、2025年も雇用市場は堅調に推移するはずだとした上で、「雇用成長に対する下振れリスクの1つは、新政権が実施する可能性のある移民制限政策だ。これにより労働者人口が制約されることになる」と述べた。
参照元∶REUTERS(ロイター)