トランプ氏、LNG輸出許可の更新条件緩和へ
トランプ次期米大統領は、一部の液化天然ガス(LNG)生産者を対象に輸出許可の更新を容易にすることを計画している。
関係者2人が明らかにした。
就任初日の20日に発表するLNGに関する大統領令に盛り込む可能性が高いという。
トランプ氏はこれまでに、バイデン政権が実施した新規LNGプロジェクトの承認凍結を打ち切る大統領令を就任初日に発表する考えを示している。
一部の企業は米国と自由貿易協定(FTA)を結んでいない国にLNGを輸出する許可を取得しながらも、まだ設備を建設していない。
こうした企業は輸出許可を更新できないリスクがあり、プロジェクトの存続が危ぶまれる可能性がある。
LNG開発企業は世界各地の買い手との暫定供給契約や関連輸出許可を使って事業資金を調達している。
ポテン・アンド・パートナーズ・グローバルのビジネスインテリジェンス責任者ジェイソン・フィア氏はトランプ氏の計画について「確実性が高まり、より長期の時間軸でLNGを販売し、事業資金を調達することが可能になる」と述べた。
参照元∶REUTERS(ロイター)