スギ花粉、来月中旬から本格飛散 西日本は過去10年で最多か

スギ花粉をイメージした写真

気象会社ウェザーニューズ(千葉市)は15日、スギ・ヒノキの花粉飛散予想を発表した。

今シーズンは東日本と北日本で飛散開始が平年よりやや早まる見込みで、1月下旬から静岡県でスギ花粉の飛散が始まり、2月中旬から各地で本格化するという。

昨夏の猛暑などが影響し、飛散量は東日本で平年を上回り、特に西日本では過去10年間で最多か、それを上回ると見込む。

同社は、前年の夏の天候や年ごとに増減を繰り返す飛散量の傾向などを踏まえ、都道府県ごとの飛散開始時期や量を予想している。

2024年の夏は日本の広い範囲で日照時間が長く、気温も高かったため、花粉の発生源となる雄花の成長が促されたという。

2月に入って気温が高い日が続くと、スギ花粉の本格的な飛散シーズンとなり、3月中旬からは西日本や東日本でヒノキ花粉の飛散が多くなるという。

スギとヒノキを合わせて、関東・山梨で前年の142%、平年の155%、近畿で前年の302%、平年の213%、中国・四国で前年の527%、平年の232%、九州で前年の287%、平年の181%の飛散を予想している。

花粉の飛散は多い年と少ない年を交互に繰り返し、2024年の飛散量が非常に少なかった西日本で増加傾向にあるという。

同社の担当者は「晴れて風の強い日には大量の花粉が飛散するため、しっかりと花粉対策をしてほしい」と呼びかけている。

参照元∶Yahoo!ニュース