中国で春節旅行始まる、景気低迷でも過去最高の90億人が移動か

中国の国旗を撮影した画像

中国で14日、春節(旧正月)に向けた旅行シーズンが正式に始まった。

1年で最も人々の移動が活発化し、2月22日のシーズン終了までに過去最高の延べ90億人が国内を移動する見通しだ。

2024年シーズンの移動人数は84億人だった。

今年の春節は1月29日で、大半の人々は帰省して家族とともに伝統的な夕食で新年を祝う。

14日午前0時過ぎに首都北京を出発した列車を皮切りに、特別輸送態勢「春運」に移行。

シーズン中の鉄道利用者は5億1000万人強、航空機利用者は9000万人強の見込み。

ただ中国中央テレビ(CCTV)によると、全体の約8割に当たる72億人は自家用車を利用するという。

中国で春節旅行始まる、景気低迷でも過去最高の90億人が移動か中国で14日、春節(旧正月)に向けた旅行シーズンが正式に始まった。

1年で最も人々の移動が活発化し、2月22日のシーズン終了までに過去最高の延べ90億人が国内を移動する見通しだ。

2024年シーズンの移動人数は84億人だった。

中国経済は、内需低迷や長引く不動産危機のためなかなか持続的な回復軌道に乗ることができない。

それでも旅行者の中からは、経済状況がお祝いムードに水を差すことはないとの声が聞かれた。

北京の駅で取材に応じてくれた不動産管理サービスに従事する55歳の男性は「経済は減速しているが(そうした事態は)国家全体として考慮すべきことで、普通の人々は(毎日)うまく暮らしている。国内の平穏さが私たちに最も大きな幸せをもたらしてくれる」と語った。

CCTVが伝えたところでは、シーズン中の航空券購入者は前年比50%増加し、一部地域のホテル予約も増加している。

1月28日―2月4日の連休で人気の行き先は北京、広州、ハルピン、大理、福州などだ。

参照元∶REUTERS(ロイター)