グリーンランド自治政府、米と防衛・資源協力へ 次期政権と対話の用意
デンマーク領グリーンランド自治政府のムテ・エーエデ首相は13日、防衛分野や鉱物資源探査などで米国と緊密に協力する意向を示した。
米国のトランプ次期大統領は今月7日の記者会見で、グリーンランドを米領土の一角に取り込む意欲を改めて表明。
軍事行動や経済措置を取る可能性を排除しなかった。
エーエデ首相は記者会見で、自治政府は米国と協力する方法を模索しているとし、トランプ次期政権との対話を開始する準備があると語った。
ただ、どのように進めるかはグリーンランドが決めると強調した。
グリーンランドに駐留する米軍の拡大に関する質問に対して「グリーンランドの独立はグリーンランドの問題だ。土地利用についても同様だ。いかなる合意もグリーンランドが決定する」と述べた。
首相は米国の関心に対する共同のアプローチを議論するため、グリーンランドの政党指導者らを首都ヌークに招集した。
トランプ氏の発言をきっかけにグリーンランドが注目を集める中、機会を冷静にとらえ、団結しなければならないとの考えを示した。
参照元∶Yahoo!ニュース