「大学に損害を与えるようなことは100%、200%あり得ない」逮捕前に関与を強く否定 東京女子医大・元理事長を背任の疑いで逮捕 警視庁

犯罪をイメージした写真

東京女子医科大学の元理事長の女が、新校舎の建設費用をめぐり大学に損害を与えたとして逮捕された事件で、女はおととし、「損害を与えた事実は200%ない」と関与を強く否定していたことがわかった。

逮捕された東京女子医科大学の元理事長・岩本絹子容疑者(78)は、2018年7月から2020年2月、新校舎の建設工事をめぐり、一級建築士の男性(68)がコンサルティング業務を行っていないにもかかわらず、報酬として現金およそ1億2000万円を支払い、大学側に損害を与えた疑いがもたれている。

岩本容疑者は、おととし3月、一部の卒業生から、大学の同窓会組織「至誠会」が運営する病院から不透明な支出があったとして警視庁に刑事告発されていたが、その翌月、大学の臨時総会で関与を強く否定していた。

岩本絹子容疑者(おととし4月)「大学と至誠会(同窓会組織)に対し何か損害を与えるとかいうようなことは100%、200%あり得ません。これで私が逮捕されなかったら、あなた方を告訴しますけど、それでいいですかっていう話ですよ。名誉棄損だと思っております」

警視庁は、この事件のスキームに関わった岩本容疑者の側近の元女性職員や、一級建築士にも任意で事情を聴いていて、不正な資金流出の全容解明を進める方針。

参照元∶Yahoo!ニュース