ガス器具パロマの持ち株会社、富士通ゼネを約2560億円で買収

企業の買収を検討している人

ガス器具メーカーのパロマの持ち株会社パロマ・リームホールディングスは6日、空調大手の富士通ゼネラルを株式公開買い付け(TOB)などで買収すると発表した。

買収総額は約2560億円。

空調事業の強化につなげる。

買い付け価格は1 株2808円。

各国の関係当局の審査を経て、7月上旬のTOB開始を目指す。

買い付けの対象は筆頭株主の富士通が持つ約44%以外で、総額1646億円。

その後に富士通ゼネラルが富士通から自己株を1株1995円、総額920億円で取得する。

富士通ゼネラルはTOBに賛同を表明した。

米空調・給湯機器メーカーのリームも傘下に持つパロマ・リームホールディングスは、富士通ゼネラルの買収で空調の事業基盤がアジアや欧州にも広がる。

富士通は、2026年3月期個別決算に株式売却益約800億円を計上する。

参照元∶Yahoo!ニュース