サッカー元ロシア代表がウクライナ戦線で戦死 麻薬密売で懲役刑、刑務所から参戦3カ月で

ロシアとウクライナの国旗を撮影した写真

サッカー元ロシア代表DFのアレクセイ・ブガエフさんがウクライナとの戦闘で29日に戦死したと、タス通信などが報じた。43歳だった。

ロシアメディアのスポルト24によると、ブガエフさんの父イワン氏が「残念ながら死亡のニュースは本当です。今日起こったことです」と明かしたという。

RIA通信は代理人のアントン・スミルノフ氏の話として、「激しい戦闘により遺体を回収するのは不可能になった」と報じた。

ブガエフさんはモスクワ出身で、トルペド・モスクワやロコモティフ・モスクワなどでプレー。

ロシア代表としては04年の欧州選手権など7試合に出場した。

10年に現役を引退した。

23年10月に麻薬を所持していたとして逮捕され、今年9月に麻薬密売の罪で懲役9年6カ月を宣告されていた。

のちにウクライナ戦争への参加を表明した。

ロシアは戦闘員確保のために、受刑者からも積極的に兵士を募集している。

参照元:Yahoo!ニュース