ミャンマーでコレラ感染拡大か 隣国タイが警戒、危険区域を指定
タイ政府が、隣国ミャンマーでのコレラの感染拡大に警戒を強めている。
タイ保健省は22日、タイ北西部ターク県メソトなどを危険区域とし、緊急対策センターを設置。
国防省も国境沿いに検問所や患者の隔離場所を設け、今後1カ月は兵士が警戒にあたるという。
英字紙バンコク・ポストが報じた。
保健省によると、ターク県と川を挟んで隣接するミャンマー側の町で最近、約300人のコレラ感染と2人の死亡が確認され、タイ側でも2人が治療を受けたという。
ミャンマーでは最大都市ヤンゴンなどでも感染が広がっているとされる。
タイ政府は2400人分の医薬品を提供済みで、追加支援も予定している。
メソトなどでは労働者が国境を行き来し、内戦状態が続くミャンマーからの避難民も多い。
このため、伝染病の流行リスクが高いとされる。
参照元:Yahoo!ニュース