なぜ北海道物産展ばかり開催?「圧倒的な集客力」でも儲けが少ない それでも開催する理由
美食の祭典、北海道物産展。
一体なぜ百貨店はこんなに「北海道物産展」を開催するのだろうか。
南波雅俊キャスター:非常に魅力的な北海道物産展は、2024年だけで東武百貨店池袋本店で3回、西武池袋本店で2回、松坂屋上野店で2回、京王百貨店新宿店で2回、新宿高島屋で2回、日本橋三越本店で1回、松屋浅草で1回開催されたそうです。
※西武池袋本店は、改装中のため去年の回数各百貨店は口を揃えて「北海道物産展は圧倒的な集客力」と答えている。
ただ、人が来るだけではなく、幅広い客層を集客できるそうだ。
スーツやカバンを売る場合、ある程度ターゲット層が絞られるが、北海道物産展は若い人から、ご年配の方まで男女ともに集まるのが特徴だそうだ。
あれだけの人が集まり、賑わっているので、やっぱり儲かるのか聞いてみた。
大丸松坂屋 本田大助 バイヤー「みなさんが思うほど大きな利益ではありません…」
ある百貨店広報「なかなか利益があがりません…」
儲からない理由があるそうだ。
各百貨店が北海道物産展を開催していることもあり、大丸松坂屋の本田大助バイヤーによるとライバルに負けないように、設備にこだわりコストが高くなっているそうだ。
海鮮などが多いので、大きな冷蔵庫を準備したり、生きている状態で販売するため水槽の用意もしたりしていて、他には、イートインスペースがなかった場所に設けることもあるため、時と場合によって、設備だけで数千万円かかることもあるという。
売り上げは結構あるそうですが、コストがかかって、百貨店に入る利益はそこまでないそうだ。
参照元∶Yahoo!ニュース