イスラエル、占領地ゴラン高原の人口倍増計画を承認
イスラエル政府は15日、シリアとの間にある占領地ゴラン高原の人口を倍増させる計画を承認した。
ネタニヤフ首相は「ゴラン高原を強化することはイスラエル国家を強化することであり、現時点では特に重要だ」と述べた。
イスラエルは1967年の第3次中東戦争でゴラン高原の大半を占領し、81年に自国への併合を宣言した。
2019年に当時のトランプ政権はこれを承認したが、国際的には承認されていない。
首相府によると、ゴラン高原の人口増加を促進するため4000万シェケル(1100万ドル)以上を投じる計画。
ネタニヤフ氏は「戦争とシリアが直面する新たな戦線を考慮し、ゴランの人口を倍増させたいという願望から」この計画を政府に提出したという。
ネタニヤフ氏は「シリアとの紛争に関心はない」とも述べた。
サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)はイスラエルの決定を非難した。
参照元:REUTERS(ロイター)