スマホ事案の再発防止策へ手荷物検査や履歴チェックなど導入へ 早ければ来月にも

騎手をイメージした画像

28日、JRAは騎手による一連のスマートフォンの持ち込み、通信事案を受け、今後の再発防止策を明らかにした。

いずれも準備が整い次第、早ければ12月から実施される。

JRA・松窪審判部長が明らかにした通信機器の不正持ち込み・使用への新たな対策は3点。

【1】調整ルーム入室時の手荷物検査
【2】節内移動(競馬場→競馬場)、トレセン→競馬場へレース当日移動する騎手に対するスマートフォン履歴の検査
【3】調整ルーム居室の検査

【1】は調整ルーム入室時に実施。

金属探知機の使用も検討されている。

【2】は競馬場の調整ルーム到着時に行う。

【3】は〝抜き打ち〟で行う性質上、詳細は明らかにされなかったが、女性騎手に対しても相応の対応が取られることが明言された。

なお電波妨害・遮断装置(ジャマー)に関しては、工事など施設面の対応が必要な点、即効性の観点、また開催業務への影響などを考慮し、今回は導入が見送られたが、引き続き検討される。

JRAは11月上旬からすべての騎手を対象に改めて個別面談をし、調整ルーム入室義務期間における通信機器の取り扱い規則を遵守するように指導。

さらに若手騎手6人による不適切使用の発覚(23年4月)以降、これまでに通信機器使用における違反行為がなかったなどの聞き取り調査を行った。

その際、各騎手に対して今回の防止策を説明。

それぞれの対策に対する協力の意思確認を行い、承認を受けたという。

参照元:Yahoo!ニュース