日テレ 松本人志の番組復帰「何も決まっていない」説明受けた上で「適切に判断」 吉本側から報告、謝罪も
日本テレビの定例社長会見が25日、東京・汐留の同局で行われ、8日に文芸春秋らを相手取った名誉毀損(きそん)の民事訴訟を取り下げたお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)について言及した。
松本が女性に性的行為を強要したと報じた「週刊文春」の記事で名誉を毀損(きそん)されたとして5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟を巡り、今月8日、所属する吉本興業を通じて裁判の終結と自身のコメントを発表した。
松本は「これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」と思いを告白。
「松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」と謝罪した。
石澤顕社長は「裁判が終結したことは承知している。一方、ご本人はいまだに活動休止中。諸般の状況を見極めながら適切に対応したいと考えている」と語った。
福田博之副社長は「先日、吉本興業の幹部の方が裁判終結のご報告と活動休止でご迷惑をおかけしていますと謝罪にいらっしゃった。当局も数名の幹部で対応した」と明かした。
裁判終結後に吉本幹部が同局を訪れたという。
詳細については「対応の詳細は控えさせていただきます」とした上で、「今後の活動再開など具体的な話はありませんでした。今後のことは全く何も決まっていません。番組復帰については、先方からきちんと説明していただいた上で適切に判断していく。番組復帰のタイミングについては、日本テレビとして復帰の理由を説明する責任があるとお話した。吉本興業さんからも理解を示していただいた」と述べた。
番組復帰にはスポンサーの意向が重要になると考えられる。
福田氏は「スポンサーのご意向は大切にしなければいけないと思っています」とした。
同局は「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日曜後11・25)を放送。
17日放送の「ガキ使」では、「まっちゃん」と名の付く店を巡ってまっちゃんを補給する企画が放送された。
松本は週刊文春との裁判に注力するため1月から活動を休止中。
今後は、芸能活動再開の時期などに注目が集まる。
参照元∶Yahoo!ニュース