アマゾンの森林破壊面積、9年ぶり水準に縮小 前年比30%減

アマゾンの森林を撮影した画像

ブラジル政府は6日、熱帯雨林アマゾンの森林伐採が7月までの1年間に前年から30.6%減少し、2015年以来の低水準になったと明らかにした。

ブラジル国立宇宙研究所(INPE)のデータによると、この期間に失われた森林面積は米デラウェア州より広い約6288平方キロに上る。

科学者らは、アマゾンの樹木が気候温暖化の原因となる二酸化炭素を大量に吸収することから、アマゾンの保護は気候変動抑制に不可欠と考えている。

ルラ大統領は、ボルソナロ前大統領の政権下で急増した森林破壊を抑制するため、環境法の執行を強化すると公約して約2年前に就任。

前政権の最後の1年と比べると、アマゾン森林破壊はほぼ半減した。

シルバ環境相は「きょうここで、われわれの努力の成果が明らかになった。われわれが気候変動に立ち向かうことは可能だ」と述べた。

ルラ政権下で年間データが公表されたのはこれが初めて。

参照元:REUTERS(ロイター)