ウクライナへの武器供与に「あらゆるシナリオを検討中」 韓国外相

韓国の国旗を撮影した画像

韓国の趙兌烈外相は1日、北朝鮮によるロシア支援への対応として、ウクライナに武器を供与する可能性があるかとの質問に対し「あらゆるシナリオを検討している」との考えを示した。

趙氏はカナダ・オタワで開かれた記者会見で、ウクライナへの武器供与の可能性について検討中とした上で、具体的には(北朝鮮)軍の戦争への参加レベルと、北朝鮮がロシアから受け取る見返りを注視すると言明。「具体的な決定を下す前に、これら全ての要素を考慮するつもりだ」と述べた。

韓国は、ウクライナの武器提供要請に対し、これまでは地雷除去装置などの非殺傷性の援助にとどめている。

ブリンケン米国務長官は31日、ロシアにすでに約1万人の北朝鮮兵が派遣されていると指摘。

このうち最大8000人が、ウクライナが越境攻撃を行っている西部クルスク州に配置されているとの見方を示した。

参照元:REUTERS(ロイター)