トルコ、クルド人武装勢力を攻撃 防衛企業への襲撃受け

トルコの国旗を撮影した画像

トルコの首都アンカラ近郊の軍事企業「トルコ航空宇宙産業(TAI)」の本社が23日、何者かに襲撃され5人が死亡、22人が負傷した。

政府は、反政府武装組織「クルド労働者党(PKK)」の「テロ攻撃」である可能性が高いとして、イラク北部とシリアの標的への攻撃を開始したと発表した。

TAI本社では同日午後3時半すぎに大規模な爆発が起きた。

民放NTVの未確認情報によれば、建物に侵入した「テロリストグループ」のうちの1人が「自爆」した。

別の報道機関は、銃撃戦が1時間以上続いたと伝えている。

アリ・イェルリカヤ(Ali Yerlikaya)内相は、襲撃に加わった男女1人ずつが「無力化」されたと述べた。

犯行声明は出ていないが、同相は「手口から見てPKKに関連している可能性が非常に高い」と語った。

襲撃の数時間後、国防省は「イラク北部とシリアのテロリストの標的に対する空爆を実施した」と発表。

「計32か所の標的の破壊に成功した」としている。

作戦は継続中という。

TAIはトルコの主要防衛企業の一社で、従業員数は1万5500人。

参照元:Yahoo!ニュース