原油先物反落、米在庫が予想以上に増加

原油価格をチェックしている人

アジア時間の原油先物は反落。

米原油在庫が予想以上に増加したことを受け、売りが先行している。

日本時間午前9時11分時点で北海ブレント先物は0.31ドル(0.4%)安の1バレル=75.73ドル。

米WTI先物は0.32ドル(0.5%)安の71.42ドル。

原油先物は前日続伸していた。

リッターブッシュ・アンド・アソシエーツのジム・リッターブッシュ氏は「原油価格は短期間に売られ過ぎから買われ過ぎの領域に振れているため、ポジションを一定方向に維持するのが難しくなっている」と指摘した。

市場筋によると、米石油協会(API)が22日発表した先週の石油在庫統計では原油在庫が164万バレル増と、ロイターがまとめたアナリスト予想の30万バレルよりも大幅に増えた。

これが相場を圧迫した。

中東ではブリンケン米国務長官がイスラエルのネタニヤフ首相と会談。

イスラエルによるパレスチナ自治区ガザやレバノンへの攻撃を巡る外交努力を市場は引き続き注目している。

ゴールドマン・サックスは22日、2025年の原油の平均価格が1バレル76ドルになるとの予想を示した。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国からなるOPECプラスの小幅な供給過剰と生産能力の余剰を踏まえた。

参照元:REUTERS(ロイター)