米アメックス、第3四半期利益は予想上回る 経費管理が奏功

事業収益をチェックしている人

米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)が18日発表した2024年第3・四半期決算(9月30日まで)は利益が市場予想を上回った。

経費管理が奏功し、低調な手数料の伸びの影響を和らげた。

第3・四半期の利益は前年同期比2%増の25億1000万ドル。

1株当たり利益(EPS)は3.49ドル。

市場予想は3.28ドルだった。

アメックスは富裕層顧客を多く抱えており、競合他社と比べ、信用コストに相当する引当金を相対的に抑えた。

クリストフ・ル・カイレック最高財務責任者(CFO)氏はロイターに「事業経費を厳格に管理しており、10%台半ばのEPSを達成するために、2桁の収益成長率は必要としない。信用力は非常に高い」と述べた。

第3・四半期の事業経費は120億8000万ドル。

LSEGがまとめた予想127億4000万ドルを下回った。

収入は前年同期比8%増の166億4000万ドル。

市場予想166億7000万ドルを下回った。

24年通期のEPS見通しは13.75─14.05ドル。

従来の13.30─13.80ドルから引き上げた。

参照元:REUTERS(ロイター)