米スペースX、衛星通信サービスで支配的地位乱用の疑い

宇宙開発している企業をイメージした写真

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は9日、実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXが主要なロケット打ち上げ会社としての支配的な地位を乱用して、同社の衛星通信サービス「スターリンク」のブロードバンドインターネット事業と無線周波数帯を共有するよう、競合する衛星通信企業に圧力を掛けていると報じた。

スペースXはケプラー・コミュニケーションズやワンウェブなどの衛星通信企業に対し、機器をスペースXのロケットで打ち上げることで合意する前、無線帯域の利用権限を共有するよう求めたという。

複数の衛星企業やロケット打ち上げ企業と契約した法律事務所の弁護士が過去数カ月の間に司法省の反トラスト法部門と面談し、スペースXのこうした働き掛けが支配的地位の乱用に当たるかどうかを検討すべきだとの考えを伝えた。

スペースXはロイターのコメント要請に対してすぐには回答しなかった。

ケプラーはコメント控えた。

参照元:REUTERS(ロイター)