自衛隊機でレバノンから日本人ら16人退避 現地に残る選択した人も
イスラエルの侵攻を受け、レバノンから退避した日本人らが自衛隊の輸送機で隣国のヨルダンに到着した。
一方で、現地にとどまる選択をした人もいる。
現在の状況を聞いた。
日本時間の4日午後9時前、ヨルダンの空港に到着した自衛隊機。
急いで避難したためか、搭乗者の多くはあまり荷物を持っていないように見える。
外務省によると、自衛隊機で避難したのは、在レバノン日本大使館の関係者ら日本人11人と外国籍の家族1人、そしてフランス人4人だという。
イスラエル軍による首都ベイルートへの空爆やレバノン南部への地上侵攻など、戦闘は激化している。
3日深夜には、民間機が離着陸するベイルートの国際空港近くで、巨大な爆発が起きた。
当時、空港にはレバノンから退避するため多くの人が詰めかけていたという。
一方で、残る決断をした日本人もいる。
レバノンのオーケストラでチューバ奏者をしている、岡島征輝さん(42)。
岡島さん「命が助かっても退避したら私、途端に無職になりますから。職場の指示で『国外に出てくれ』とか、指示や通告がない限りは、こちらにいるつもりです」
イスラエル軍による空爆の着弾地点から2キロほどしか離れていない場所で暮らしているという岡島さん。
しかし、現地の人々に動揺する様子は見られず、いつも通りの日常を過ごせているといいます。
岡島さん「空爆が近くであるんですが。きのうも用事があり、かなりズタズタに空爆されているエリアのすぐ近くを通ったのですが、その近くですら通りは本当に日常なんです。人は普通に街を歩いていますし、商店は普通に営業している」
外務省によると、現在もレバノンには岡島さんを含め40人近い日本人が滞在しているという。
参照元:Yahoo!ニュース