料理評論家の服部幸應さん死去、78歳 理事長務める専門学校で倒れる「料理の鉄人」などで人気

蓮の花を撮影した写真

料理評論家で服部栄養専門学校(東京都渋谷区)校長の服部幸應(はっとり・ゆきお、本名染谷幸彦=そめや・ゆきひこ)さんが死去したことが5日、分かった。78歳。

捜査関係者によると、4日に理事長も務める同専門学校で倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。

病死とみられる。

テレビ番組などでも親しまれ、フジテレビ系「料理の鉄人」「SMAP×SMAP」などに多数出演。

お茶の間に広く知られた。

1945年(昭20)生まれ、東京都出身。立大卒。

昭和大医学部博士課程で学位を取得した。

父の服部道政氏が創設した日本初の栄養士・調理師学校「服部学園」を引き継いで「食育」文化の普及に心血を注いだ。

また、2005年の食育基本法制定にも尽力。

内閣府の食育推進会議委員や全国調理師養成施設協会会長など、役職も多数歴任した。

20年には旭日小綬章。

自身は調理師免許は所持していないことを公表している。

「料理の鉄人」では、「鉄人」と呼ばれる料理人の対決を、冷静ながら親しみやすい口調で解説し、番組とともに人気を得た。

他にもフジテレビ系「人志松本の○○な話」、テレビ朝日系「愛のエプロン」、テレビ東京系「TVチャンピオン」など多くの番組や「食育のすすめ」など多数の著書で料理の魅力を伝え、料理界のご意見番的な存在だった。

参照元:Yahoo!ニュース