兵庫・斎藤知事が県庁を去る ひっそりと“最後の退庁”退職セレモニー、花束もなく

兵庫県庁の外観を撮影した写真

兵庫県の斎藤知事は、27日午後5時半すぎ、県庁を退庁した。

26日に斎藤知事は「失職」と「出直し出馬」を表明したことから、27日が“最後の登庁日”となり、これが“最後の退庁”となりました。

退庁の前に、斎藤知事は県議会の各会派の控室に挨拶に出向いた。

報道陣に挨拶の内容を聞かれると、晴れやかな笑顔で「お世話になりました、と感謝の気持ちを伝えています」と述べた。

その後、県庁の玄関へ。

通常、知事職の“最後の退庁”は職員一同が見送り、花束を渡すなどのセレモニーがあるのだが、今回は開かれなかった。

知事は報道陣に対し「しばらく知事が不在になることを、改めてお詫び申し上げたい」と謝罪したうえで、「兵庫県は素晴らしく、色々な政策をしたい。ぜひ県庁に戻りたい」と、出直し選挙への意気込みを語った。

斎藤知事は30日午前0時に失職することから、兵庫県は30日以降、服部副知事が知事の職務を代行する。

選挙に向け候補者を模索する動きも加速している。

最大会派の「自民」は27日から候補者を選定するための会議を開き、候補者擁立を模索。

「維新」も27日、独自候補の擁立を表明した。

一方、医師で無所属の大沢芳清氏が、「共産」の推薦をうけ、出馬する予定だ。

県選挙管理委員会によると、知事選は11月10日か17日が想定されている。

参照元:Yahoo!ニュース