自民総裁選まであと3日 一般人からの質問に各候補者は? 小泉氏は失速 陣営も焦り
自民党総裁選の投票まであと3日。最新の世論調査で小泉進次郎氏が失速し、陣営に焦りが出ている。
23日、党本部で行われた政策討論会の2日目。
一般の人からの質問に答えるという形式が取られた。
司会:「『財政出動』『財政再建』どちらが重要か?」
高市早苗氏:「今の時期は戦略的な財政出動がより重要です。増税や財政を緊縮したら、経済は失速します」
加藤勝信氏:「私は財政出動が第一だと思っています」
茂木敏光氏:「緊縮財政からスタートして財政再建できた国はありません。ばらまきではない成長分野への投資、こういった財政出動が必要だと思っています」
明確に「財政出動が必要」と答える候補がいる一方で…。
石破茂氏:「財政に余力が全くありませんということになると、国家そのものが持ちません。有事に備えた財政規律というものは、私が国家にとって必要なものと考えている」
上川氏の代理、牧原秀樹参院議員:「財政出動と財政再建はどちらも大事だと思います。やらなくていいものは、なくしていくという形で未来に向けた財政運営をしていきたい」
続いて、日本の「産業の柱」をどうするか、という質問では…。
小林鷹之氏:「私は総理になったら地方に大胆に投資したいと思う。『航空宇宙産業』『素材産業』『スマート農業』もありますし、国も伴走して育成していくことで世界と戦える日本をつくります」
小泉進次郎氏:「私は2つ挙げたいと思います。1つは食品産業。もう1つは脱炭素環境産業。この2つで、世界で戦える産業群をつくっていきたい」
河野太郎氏「まずは観光産業。単価の高い富裕層を狙った観光産業が、日本はもっと拡大していくことが必要」
林芳正官房長官は、大雨災害への対応を優先し、討論会を欠席しました。
この週末、ANNが行った世論調査では石破氏や高市氏がポイントを上げる一方で、小泉氏は失速気味となっている。
こうした状況に、小泉陣営からは危機感の声も聞かれた。
小泉陣営 A氏:「厳しいな。まずい。とにかく決選(投票)に残らないと話にならない」
小泉陣営 B氏:「今さら慌ててもしょうがないし、議員票固めとか、できることをしっかりやるしかない」
15日間の総裁選挙も後半戦。
決選投票に向けた駆け引きが激しくなっている。
参照元:Yahoo!ニュース