米大物プロデューサーのS・コムズ被告、性的人身売買で無罪主張

裁判所で有罪判決を受けている人

米検察当局は17日、ディディやパフ・ダディとして知られる音楽界の大物プロデューサーで前日に逮捕されたショーン・コムズ被告(54)について、自身の名声を利用して長年にわたり女性に性的暴行を加えていたなどとして、性的人身売買や恐喝共謀など3件の罪で起訴したと明らかにした。

コムズ被告はマンハッタンの連邦裁判所で無罪を主張した。

判事は検察側の要請通り勾留継続を認めた。

検察側によると、コムズ被告は2008年ごろから自身のレコード会社などの事業を悪用し、女性や男性のセックスワーカーを性的なイベントに参加させ、撮影をするなどしていたという。

起訴された3つの罪で有罪となった場合、最高で終身刑、最低でも禁錮15年が言い渡される。

検察は、コムズ被告がケタミンやエクスタシーなどの薬物、金銭的援助、キャリア支援や恋愛関係を約束するなどして女性を誘っていたと主張。

さらに、性行為の盗撮・録音記録を材料に女性らを口止めし、威嚇のために武器を見せることもあったとしている。

参照元:REUTERS(ロイター)