キリンHD、ファンケルへのTOB成立 完全子会社化へ

株式を購入している事業家

キリンホールディングスは12日、ファンケル株の公開買い付け(TOB)が成立し、19日付で連結子会社化すると発表した。

今後、完全子会社化に向けて株式の追加取得の手続きを進め、ファンケル株は上場廃止になる見込み。

買い付け予定数の下限4111万7700株を上回る5194万6863株の応募があった。

キリンのファンケル株所有割合は約32%から約75%に高まり、持分法適用会社から連結子会社となる。

TOBは6月17日から9月11日まで実施した。

香港の投資ファンド、エムワイ・アルファ・マネジメントがファンケル株を買い増しする動きもあり、キリンHDは期間を延長して対応していた。

キリンHDはヘルスサイエンス事業を酒類・飲料事業、医薬品事業に並ぶ「第3の柱」としており、ファンケルを重要なパートナーと位置付けている。

参照元:Yahoo!ニュース