五輪=パリ市長、やけどで死亡のマラソン選手の名をスポーツ施設に

パリオリンピックをイメージした写真

パリのアンヌ・イダルゴ市長は6日、パリ五輪で陸上女子マラソンに出場したウガンダ代表レベッカ・チェプテゲイ選手(33)が交際相手に灯油をかけられて点火され、大やけどを負って亡くなったことを受け、同選手に敬意を表し、彼女にちなんでスポーツ施設を命名すると発表した。

チェプテゲイ選手は1日午後に被害に遭い、体の75%にやけどを負って予断を許さない状況と報じられていたが、5日に亡くなった。

2021年10月以降、有力な女子スポーツ選手がケニアで殺害されるのは3人目。

イダルゴ市長は記者団に対し、「彼女はここパリで私たちを魅了した。この殺人を犯した者にとって、彼女の美しさ、強さ、自由は耐え難いものだったのだろう」と述べ、「パリは彼女を忘れない。彼女の記憶と物語が私たちの中に残り、五輪・パラリンピックからの平等のメッセージを伝える一助となるよう、私たちはスポーツ会場を彼女に捧げる」と続けた。

参照元:REUTERS(ロイター)