アメリカ雇用統計、8月就業者数14.2万人増 失業率5か月ぶり改善

アメリカの雇用情勢をイメージした写真

米労働省が6日発表した8月の雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を反映する非農業部門の就業者数は前月比14.2万人増で、7月から伸びが拡大した。市場予想(16.4万人増)は下回った。

失業率は4.2%で、5か月ぶりに改善した。

11.4万人増だった7月の就業者数の伸びは829万人増に下方修正された。

インフレ(物価上昇)に影響を与える平均時給は前年同月比3.8%増と3か月ぶりに伸びが拡大した。

ただ、人手不足の緩和を受け、インフレ圧力となる賃金上昇の勢いは弱まっている。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は8月23日の「ジャクソンホール会議」で、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを始めることを事実上明言した。

FRBは今後も労働市場の動向を慎重に見極めながら、利下げ幅を判断する方針だ。

参照元:Yahoo!ニュース