「配達しきれなかった」郵便局の男性社員が約3000通の郵便物捨てる 近隣住民が通報し発覚「届いていない」複数の申し出

郵便局をイメージした写真

日本郵便は28日、大阪市の西成郵便局に勤務する男性社員が約3000通の郵便物などを捨てていたことが判明したと発表した。

日本郵便によりますと、西成郵便局に勤務する10代の男性社員は、6月中旬から約1か月間にわたり、普通郵便とゆうメール合計2827通の配達を行わず、配達エリア内の7か所に捨てていたという。

7月下旬、近隣住民から「マンションと一軒家の間に郵便物の束が置かれている」と西成区内の郵便局に連絡があり、担当していた男性社員に確認したところ、郵便物を捨てていたことが発覚。

6月以降、「郵便物が届いていない」という申し出が複数あったという。

男性社員は今年4月に採用され、西成郵便局に着任。1日あたり、300~500件の配達を受け持っていたが、聞き取りに対し、「郵便物を配達しきれなかった」と話しているという。

日本郵便は28日に会見を開き、小池信也近畿支社長は「社会的役割を担い、信用第一の弊社がこのような事案を発生させたことをお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「今回の事態を真摯に受け止め、社員指導を徹底してまいります」とコメントしている。

参照元∶Yahoo!ニュース