患者数さらに増加 24都府県537人に「湧き水がノロウイルス汚染か」大分の旅館で集団食中毒

水道水の水質が気になる人

8月上旬、ノロウイルスが原因の集団食中毒が発生した大分県由布市の旅館で患者数が8月16日の発表よりも79人増え24都府県の537人に上っていることが分かった。

大分の旅館で集団食中毒大分県由布市庄内町の「旅館 黒嶽荘」では、8月3日から12日にかけて施設が提供した食事などを利用した客が下痢などの食中毒の症状を訴えている。

「旅館 黒嶽荘」由布市大分県が調べたところ客や従業員からノロウイルスが検出され、県は施設が提供した食事が原因の食中毒と断定した。

そうした中19日、大分県は患者数が8月16日の発表よりも79人増え537人に上っていると発表した。

県の会見(13日)現在、判明している患者の居住地や年齢は24都府県の1歳から78歳となっている。

また、大分県の調査では施設内で汲める湧き水のみを飲んだ人の発症も10人確認されているため、県は施設が提供した食事だけではなく、湧き水がノロウイルスに汚染されていた可能性があるとして注意を呼びかけている。

大分県はこの旅館を利用し体調不良がある人は、最寄りの保健所に連絡して欲しいと呼び掛けている。

参照元∶Yahoo!ニュース