国債費、過去最大28兆円計上へ 金利2.1%想定、利払い増 25年度概算要求
財務省は2025年度一般会計予算の概算要求で、借金である国債の元本返済と利払い費に充てる国債費として、過去最大の28兆9116億円を計上する方針であることが19日、分かった。
日銀の政策修正を受けた長期金利の上昇を反映させ、国債利払い費を算出する際に使う想定金利を2.1%まで引き上げるため。
利払い負担の増加で一段と財政が圧迫され、政策の幅が狭まることは避けられない。
想定金利は、過去の経験を踏まえて足元の金利水準に1.1%ほどの急騰リスク分を加味して算定する。
当初予算段階で23年度までは7年連続で過去最低の1.1%だったが、24年度は1.9%とし、17年ぶりに引き上げた。
同年度の概算要求時の想定金利は1.5%だった。
長期金利の上昇圧力が強まっているため、25年度は想定金利をさらに引き上げる。
参照元∶Yahoo!ニュース