冷凍庫の「自動製氷機」は掃除しないとダメ? 怠ると何が起きる?
簡単に氷が作れて便利な自動製氷機。
夏場に活用している人も多いと思いますが、正しく掃除できているだろうか。
「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が、自動製氷機の掃除について解説する。
(今回の質問):冷凍庫の自動製氷機は掃除しないとダメですか? 掃除する方法があれば教えてください。
(回答):冷凍庫の自動製氷機は定期的に掃除することが重要です。掃除を怠ると、雑菌やカビが繁殖し、氷に嫌なニオイや味が付くことがあります。
どういうことなのか、以下で詳しく解説する。
◆掃除を怠ると雑菌やカビが繁殖する
冷凍庫の自動製氷機は定期的に掃除することが重要だ。
掃除を怠ると、雑菌やカビが繁殖し、氷に嫌なニオイや味が付くことがある。
自動製氷機は、中性洗剤やクエン酸または専用の製氷機クリーナー、水、柔らかい布やスポンジなどを用いて掃除する。
以下が正しい手順だ。
- 給水タンクを取り外し、中性洗剤を使って水洗いする。特にフィルター部分はていねいに洗おう。クエン酸を使う場合は、水300ミリリットルに対してクエン酸大さじ1を混ぜ、給水タンクに入れて製氷機にセットする。
- 製氷皿が取り外せる場合は、取り外して中性洗剤で洗う。取り外せない場合は、クエン酸水を使って製氷機能を作動させ、洗浄する。
- 貯氷ケースを取り外し、中性洗剤で洗う。しっかりと水気を拭き取ってから戻す。
- 製氷機の内部は、クエン酸水や専用の製氷機クリーナーを使って洗浄する。通常の製氷と同じ手順で氷を作り、洗浄液が完全に排出されるまで繰り返す。
◆正しい掃除の頻度は?
掃除の頻度は、給水タンクの場合週に1回程度、製氷皿と貯氷ケースは3カ月に1回程度、内部洗浄は年に1~2回程度行うといいだろう。
これらの手順を守ることで、常に清潔でおいしい氷を作ることができる。
製品によっては、自動製氷機の内部にある水の経路まで取り外して全部洗えるものもある。
買い替える場合は、丸洗いできるかどうかもチェックしよう。
参照元:Yahoo!ニュース