米FBI、イランのハッキング容疑を捜査 大統領選の両陣営標的

ハッキングの対策を実施している企業

米大統領選の共和党候補トランプ前大統領の陣営が内部通信へのハッキング行為があったとしてイラン政府を非難したことを受け、米連邦捜査局(FBI)は12日、この疑惑を捜査していると明らかにした。

トランプ氏の陣営は10日、イラン政府と関連するハッカー集団が6月に米大統領選候補の陣営幹部のアカウントに侵入を試みたというマイクロソフトの報告書に言及した。

また、米紙ワシントン・ポストが12日に関係者の話として報じたところによると、FBIは民主党のバイデン大統領とハリス副大統領の陣営を標的にしたハッキングの疑いについても捜査している。

同紙によると、FBIはバイデン氏が選挙戦を継続していた6月に捜査を開始。

イランが両党の陣営からデータを盗み出そうとしていた疑いがあるという。

ハリス氏の陣営は現時点でコメント要請に応じていない。

イラン政府はトランプ陣営へのハッキング行為を巡る疑惑を否定している。

参照元∶REUTERS(ロイター)