世界陸連のコー会長、IOC会長選への出馬検討
世界陸連のセバスチャン・コー会長は11日、国際オリンピック委員会(IOC)の次期会長選への出馬を検討すると語った。
IOC会長は2013年からトーマス・バッハ氏が務めているが、同氏は2期目の任期満了となる来年に退任する意向を示した。
コー氏の発言はその状況を受けたもので、これまでにもIOC会長職に関心を示していた。
67歳のコー氏は現役時代、五輪の1500メートルで金メダルを2個獲得。
12年ロンドン五輪では大会組織委員長を務めた。
パリ五輪の陸上競技を総括する会見に出席したコー氏は「機会があれば真剣に考えると常に明言してきた。その機会が到来したので、当然ながら検討する必要がある」と語り、前向きな姿勢を見せた。
IOC新会長は来年3月にギリシャのオリンピアで開催される総会で選出され、同6月に就任となる見通し。
現在、バッハ氏の後任に立候補しているIOC委員はいない。
参照元∶REUTERS(ロイター)