経営する「業務スーパー」でストライキ、(株)ケヒコ[神奈川]と関連会社らが破産申請

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(株)ケヒコ(横浜市中区)と関連の(株)エス・インターナショナル(同所)は7月23日、横浜地裁へ破産を申請した。

申請代理人は笠井直人弁護士(笠井総合法律事務所、東京都中央区銀座3-11-18)ほか。

負債は、ケヒコが4億9208万円(2023年8月期決算時点)、エス・インターナショナルが3億6288万円(2023年12月期決算時点)で、2社合計8億5496万円。

ケヒコは、エス・インターナショナルの子会社として、「業務スーパー」のフランチャイズに加盟。

北海道内に複数店舗を展開し、2019年8月期には売上高13億2264万円をあげた。

2021年6月には2社の代表取締役に現社長のA氏が就任したが、以降もケヒコの業績は順調に推移していた。

一方で、エス・インターナショナルは2021年12月期に1億8836万円の最終赤字を計上し、債務超過に転落。

ケヒコは多額の配当によりエス・インターナショナルを支える構図となった。

こうしたなか、「A氏による会社資金の私的流用や不採算事業への投資などが原因で両社の経営が悪化したうえ、破産を検討している」として、労働組合が代表交代などを求めて2024年6月29日に時限ストライキ、7月18日からは無期限ストライキを実施。

このため、「業務スーパー」7店舗の営業が一時休止する事態に発展していた。

資金繰りおよび労使関係に注目が集まるなか、今回の措置となった。

参照元∶Yahoo!ニュース